田井一男 河内50景作品集-6

 
 河内50景より <鉄道>
 
 私達の最寄の駅は、近鉄八尾駅ですがJRが
国鉄と呼ばれていた頃の関西線八尾駅には、
やはり色々な思い出があります。
小学生の遠足で蒸気機関車で法隆寺に行った
時には、国分の先にあるトンネルで窓を開け
鼻の周りを煤だらけにした思い出があります。
JR八尾駅と久宝寺口の間に機関車の操作場
があり日がな一日厭きもせず作業を見ていた
記憶もあります。
幼い頃は、家のなかでも機関車の ”ポーッポ
ポ~ッ”と汽笛の音が聞こえていました
 
 踏切 (JR八尾駅)
   
  ー<近鉄線>ー
 
     
服部川駅     下り電車 (服部川駅近く)
     
 秋の訪れ (信貴山口駅)   錦秋 
     
 
 
 服部川駅・信貴山口駅とも、近鉄河内山本駅から本線と分岐し 山に向かう近鉄信貴線に
有ります。
と云っても”信貴線”は、この二駅しかない短距離なローカルな線です。
小学高学年になると、秋には徒党を組み高安山によく行きました。通常は、信貴山口からは
ケーブル
カーで高安山に登るのですが腕白小僧連はケーブルカーの線路横を伝い 沢を伝
い登ったものでした、
柿畑で番犬に追われたり、沢で蟹を捕まえたりアケビを取ったりした楽
しい思い出が残っています。


正月、除夜の鐘を聞きながら信貴山口よりケーブルカーに乗り高安山駅に向かいバスに乗り
換え
信貴山頂にある毘沙門さまに両親に連れられてよく初詣に行きました、 お参りの後の
おうどんの
旨かったことか。

   
 
   故郷紹介ページに戻る        作品紹介扉に戻る