老耄記  2019/11 起筆~
 
 
 
 < 老いのほそみち 放浪放言録ー6節 > 
 
  保存番号 19a6 (23)~(26)   
 
 
 
国勢調査におもう(26) 2020/10/16 
 
 

曰く、「調査結果 有効活用を」
               ( ^ω^)・・・

曰く、「国勢調査 集合住宅で苦戦」
              ( ^ω^)・・・

曰く、「世帯訪問 罵声に心痛」
              ( ^ω^)・・・ 

国勢調査終盤の15日、読売新聞朝刊 投書欄 に寄せ
られた調査員からの投稿の見出し文。

いやぁ~ もっとも もっとも、ごもっとも!!
実は吾も国勢調査の一員、投稿者の心中察して・・・

ある集合住宅では表札在る住宅は10%を割り、明かり
・物音在る住宅にピンポン鳴らしても、・・・
それでも調査内容がその地域のメンテナンスに必要な
ものであることや、「ご苦労さま」等の労いの言葉を糧
に遣り遂げて来て振り返ってみると、達成感と共に さて
今のままで良いのかとの想いも湧いて来ます。
吾の受け持ち区の期限内回答率は73%(内訳はネット
回答78.2%・郵送回答12.8%)さて全国では?是非一度
ネットで調べてくださいな、いやはやその数字に愕然と
される事、間違いなし!
こんな回答率ではまともな統計などとれる訳もなく、また
旧態依然と人海戦術で 多額の税金を使い、なおまた
他の制度との関連性などなど、素朴な疑問が浮かんで
きます。

河野太郎 行政改革担当大臣、印鑑だけでなく 此方に
もメス入れてチョンマゲ!
デジタル改革 なんとか大臣も この分野遣り甲斐があ
るのとちがいまっか!!

「よろしゅたのんまっせ~」


「2025年も同じ調査していたら おこるでぇ~」

「ええかぁ~ ゆうたでぇ~」



としまえん遊園地 閉園(25) 2020/09/01 
 
 (絶叫マシーン ”トロイカ”)
 
 ”輝いた木馬 巡る思いで” のコピー が朝刊紙面に
踊る!

幾日前であったか車載ラジオから「としまえん」遊園
地の閉園を告げるパーソナリティの声が流れ、瞬時
に”ギクッ”と 吾の左腕が強張った事がありました。
助手席に座る娘の挙動にも・・・


1987年に千葉に転居して間なしにとしまえん遊園地
に家族と遠出し、回転マシーンに就学前の娘と乗り
込みました、動き出した途端横に座る娘がズルリ!
ズルリ ズルズル、安全ベルト内を滑って行きます、
泣き叫ぶ娘の声と 左腕への加重、身体にかかる
マシーンの遠心力が加わり若き吾 大ピンチの思い
出が甦ってきました。

その娘も9歳の娘を持つ母親と成り、過ぎ去りし年月
の多きを思い起こされました。

昨日8月31日、としまえん遊園地閉園す。


待つとれやぁ~ (24) 2020/08/21 
 奥田昭美遺作集 和 心の軌跡をたどって
 左 表紙ページ 右 収録作品(和 100号)
 
 
 房総・芝山古墳群の頂きに、形象埴輪が立ち並んで
います。
匂い立つ夏草の丘に身をおき、画集全ページにあまる
長大な思い出を、2ページに納める 無謀な添削作業を
試みました。 無能と頭皮を打つ日差しに困窮する頃、
微かにそして強く、テレピン油の匂いと懐かしい仲間
の笑い声が感じられました、そうか奔放に悩み・楽し
んだ、あの頃の 盛年期の奥ちゃんを、活写すればい
いんだ。
書きそびれた思い出と、数々の逸話は、仲間達に語
ってもらえばいいんだから。


 1968年奥田昭美君とまみえたのは、和田才一先生
の画塾で・・・・
 
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 ・・・・ 匂い立つ夏草の丘にて記す
山 口 純 一

 
  (先の文は、画友の三回忌記念遺作画集
  に寄せた追想文の導入部文章です。)


 
 
 
 (2020年8月18日 芝山埴輪公園にて)
 
画友 奥田昭美君が亡くなったのが2010年12月1日。

猛暑とコロナ下の夏の日、
思い立って房総芝山埴輪
公園を再訪してきました。
吾にも孫が3人もでき、足腰がガタツキ 腹ふくれ、
埴輪博物館も今様の展示に進化し昔日の面影薄れ
ただ匂い立つ夏草の香りだけが往年を偲ばせてくれ
る。
10年一昔いろんな事が興っては消え現れては過ぎる
諸行流転の歳月をしても色褪せぬ数少なき事象の
一つに 奥ちゃんの笑顔が 残っている。

「おぉ~い!奥ちゃん もう少しまっとれやぁ~」

吾が眼前に 細く 遠く 続く
    ”老いのほそみち” のその先を
            もうしばらく・・・

其れにしても、この細道 どこに ・ どこまで 続い
ているのだろうか?


「 奥ちゃんすまんなぁ、もう少し何時ものとこで、
 まつとって くれやぁ~」





齢相応は好い事だ!(23) 2020/08/07
 大賀ハスのふるさとの会 同人)
 岡井安太郎氏の作品より借用

 
 コロナ自粛で昼間のTV鑑賞が多くなった事により
眼に触れる機会が多くなった あるコマーシャルが
気になって仕方がありません。
今も脳裡に ファンデーションをパタパタする実演の
後の映像が甦ってきます。

ジャァン! 55歳のAさんも・・・

ジャァン! 65歳のBさんも・・・

ジャァン⁉  75歳のCさんも・・・

いやはや ( ^ω^)・・・、ビックリポォン❕
狐か、狸か、将又 妖怪か?

実に、見事に若作り美女に変身、恐るべし!

 暫し 瞑想

もし、 かりに( ^ω^)・・・
今、この場に・・・
若作りな服に身を包んだ シミ・しわ・諸々一つ見当
たらないツルツル・ピカピカの顔に ルージュとアイ
シャドウがばっちりと決まった 我が糟糠の妻、相棒
が登場したとしたら、
 ”ジャァン!
   鳴り物と共に香水の臭き匂いが・・・
如何に瞑想のなかとは言え、後味の悪き感じ此の
上もなく、しばし茫然自失の体。

「コーヒー入りましたよ」の声に正気づき、横目で相
棒を盗み見し、白髪・しわが在ることを確認し微笑
返し、そして何時もの時空に身をゆだねる。

齢相応は好いことだ!


 
 
 
 
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