老耄記 2019/11 起筆~
 
 < 老いのほそみち 放浪放言録-3節 >
 
 保存番号19a3  (11)~(15)
 
 
 
こらぁ~ コロナ・・・ (15) 
 
 
 サクラ 咲く

ベランダで暮れなずむ富士の山を観つつ 飲む
ワンカップは、どんな銘酒よりも 美味い!
顔面を下げると花見川、堤の桜ほころぶ。
とは言え、市中はコロナ・・・

イベント・公演・等々 中止・中止の 文字踊り、
都心 静かな週末 店休業・歩行者天国中止の
活字 紙面をしめる。

「こら~ぁ コロナ、ええ加減に正体さらさんか
い、しまいに怒るぞ。ほんで 、年寄りいじめも
大概にしとけ。」 「おんなじ取り付くんならワン
カップ舐めてるジジイよりレミ飲んでるジジイに
しとけ ええか、頼むで・・・」

と・・・

 ここで 哀愁をおびたトランペットの音色が ・・・

  (♪ ”ゴット・ファーザー愛のテーマ” が流れ

       痩せ衰えしスカスカの脳内を
         幼少期の河内の風景が過ぎゆく
             ・・・・・・・・・・�^^♪)


<閑話休題>



夕日に向かい、ワンカップを今日も 舐める。





春光満つ (14) 
 
 
 うれしきこと あり。

児等の姿跡絶えて久しい見守り路に 児童の
姿あり、今日は卒業式。
バス停の先で袴姿で颯爽と歩み来る見知った
顔とすれ違う、「卒業おめでとう」と声かけする
と 「ありがとうございます」と毅然堂々の返事。
ついこの前までランドセルを背負っていた児が
いゃ~その変身の 見事さよ・・・

今日は3月19日、デンドロビューム
(kingianum)
も蕾を割って花開き、春光満つ。

 

とは言え・・・ (13) 
 
 
 一斉休校から一週間経過。

我が見守り巡回活動も 子らの元気な挨拶の声無く
些か寂しく達成感乏しいまま今も続けています。

何時もの時間にいつもの場所を歩き通る、バス停
では何時もの人達が列をなし、行き違う車列も人も
大方見知った姿、ただただ「おはようございます」の
元気な声と その主達の姿が無いだけ、 ”見守り”
のプレートを首にぶら下げ 子らのいない道を歩む。

いやはや 滑稽で寂しいかぎり

とは言え・・・


じじいの頼み (12)
 
 
 さて、新型コロナウイルス。

我が地域に陽性者が出、3月3日には一斉休校
措置にて眼下の小学校校庭から子らの声が聞こ
えなくなりと、他人事から身近な脅威へと認識
が改まる此の頃です。
其れにつけても就活・受験・卒業などの節目に当
たっていた学生・児童らの気持ちを想うと・・・
「こらぁ~コロナ!時期をわきまえろ」と怒鳴り
たい気分になりますがそんなことをいつてコロナ
に睨まれたら大変 ここはグッと腹に納めクワバラ
クワバラと念仏唱え 手洗い履行の日々を過ごして
います。

兎にも角にも コロナ騒動が一日でも早くおさまり
うるさいぐらい子らの歓声が 眼下から聞こえて
来ます様に・・・
「あんじょう頼んまっせ、内裏雛さん」



植栽委員の呟き (11) 
 
 
 「 曰く 」

 ・樹液・落実・鳥の糞で車両汚損が発生
 ・枝が茂りすぎで傘や頭に引っかかる
 ・ベランダに枝が入り込んできた
 ・落花・落ち葉が吹きこんでくる

  で、何とかならないか
       何とかしてほしい

             など など・・・


私が居住する団地の植栽委員会に寄せられる
苦情や要望の数々。

現場検証に出向くと
駐車区画の上に広がる枝に 小鳥が数羽遊び
その下にピカピカの高級車が・・・
またある処では、7メートルもの柳がベランダを
覆い住人いわく花時となれば綿毛でベランダが
一面真っ白に、掃いても掃いても・・・  と

いやはや・・・ 同情

とは言えこの団地 、自然と触れ合い安らぎの
空間で居住する環境共生がコンセプトに造ら
れ、1,000世帯以上が暮らす巨大団地

1,000 + α × 家族数 = 多様!!

人生色々、居住空間いろいろ、簡単に伐採と
即断出来ないところがツライ!!!

とは言え! とは言え!!


今日もまた 植栽委員の苦悩が つづく。

 
 
これまでの記事は 過去Logページから  ご覧いただくことが出来ます。
 
   過去Logページを開く      表紙ページに戻る