老耄記  2019/11 起筆~只今2022/1
 
 
 
 < 老いのほそみち 放浪放言録ー10節 > 
 
 
 

(45) 2022/ 1/27 先週末の出来事
 
 
 ”昨日の新規感染者7万人超え”

連日の報道で脅威は覚えていたものの 何処か遠くの出来事と
感じていたこともまた事実。
ところが、ドッコイ( ^ω^)・・・
先週の木曜日に 会社でコロナ陽性者が出、リモートワークする
ことになったと娘が早退してきて さぁ~大変!!
さて、どの様に接したらよいものか?
隔離すべきか平常か?脳味噌を絞るも結論でず、然らば平常
でと 「娘よむすめ心配いらん感染なんぞしておらん」 と鷹揚に
構え立ち振る舞うも いやはや・・・

さて、この顛末や如何に 
リモートワークの合間にPCR検査を受けたのが金曜日の午後で
判定結果が出たのが日曜日の夜10時、娘のスマホの画面に
陰性の文字が、鬱々たる気分が澄み渡り いやぁ~嬉しい。
とは言え、結果オーライであったものの 今回の対応あれで良か
ったのか いささか・・・
それにしても、”コロナ 他人事では無い”を痛感した出来事で
ありました。



(44) 2022/ 1/ 1/ それに引替え・・・ 
 
 
  2022年1月1日 暮れ行く

日が昇り 日が暮れる、そして 日が昇り 当たり前の日々が始まり日が
暮れる。
もし日が暮れた後に日が昇らなかったら・・・
太古の昔 それだから天照大御神が卑弥呼が敬われ、冬至の祭事にも
その影響が連綿と引き継がれ 今日に至る。
2022年正月、相棒の「往復お祝い・・・」の言葉で始まる吾が家の新年

いやぁ~よかぁ~


2022年千葉の日の出は、7:44少し前  日の入りは16:31少しあと

さて、2022年1月1日の吾が行動を振り返れば
8:20起床・9:00お雑煮作り着手・10:20長女家族来訪し挨拶・その後
・・・・・・・・・

吾は酒を呑むのは嫌いではない! 然しながら 吾は酒には強くない
10:40から今まで、顔を赤らめ タラタラ チビチビ 酒を口に運び乍ら
只今この文をタイプしていますが さて真面に打っているのやら。
いやはや・・・、正月の宴の写真の吾が姿の情けない様や・・・

それに引替え・・・

天照大御神や卑弥呼が女性であったことは これ必然か!!




(43) 2021/11/26 植栽委員の呟き-2 
 
 
 吾の住む団地に晩秋が訪れ来ました。

しばらく前まで前衛絵画の様な赤や黄色が目立つ風景が バルビゾン派
絵画の景色に変容し、 小道を歩む吾がスカスカの頭内を、シャンソン
♪ 枯れ葉  の出だしメロディーが 繰り返し流れゆきます。
匂い立つ紅葉・黄葉も、煌めき落ちるメタセコイヤの落葉も遠くで見る分
には好いけれど空っ風に乗って住居ベランダに吹き寄せきたら・・・
寒い雨の朝、車を出そうとおもったらワイパーまわりに細く小さな落葉が
積もっていたら、さぁ~貴方なら どうする!
♪ 枯れ葉 のメロディーにのって植栽委員会に寄せられた苦情・歎願の
文面と 寄せた居住者の苦に満ちた姿がカラカラ音をたてて脳裡を流れ
纏わりつきます。

吾が団地は、面積67,379㎡ 4棟の共用建物を含め18棟からなる大きな
団地、それ故 居住環境は千差万別 植栽への思いも種々色々。
昨年のヤマモモの実の落下による多数の車への被害を勘案し 駐車場
回りの伐採処置をしたところ一部の人から共用樹を何故切ったとお叱り
をちょうだいする。「保存行為」Or「管理行為」か検討を重ね、剪定樹・
伐採樹を示すテープを当該樹に結び 長期広報した末での作業にもかか
わらず、いやぁ~( ^ω^)・・・

さてさて・・・
落ち葉舞い散るベランダの件、さて どうする!

植栽委員の苦悩 今日もつづく。




(42) 2021/11/12 もし吾が先生であったら 
 (瑞穂小学校児童によるハスの植替えの様子/2019)
 
 「じいじいは どうしてハスを育てようと思ったのですか?」

学校から帰るなり孫が吾に質問をしてきました。どうやら本日の宿題は
”ハスのアレコレを調べる” で あったようです。
孫が通う瑞穂小学校では4年生になるとハス育成当番として5年生にな
った先輩が育てたレンコンを植替え、芽出し育て花咲かせ 枯れ葉を切
り取りレンコンを太らせる、そして翌春 新4年生にそれを引き渡す。
もう何年も繰り返し行われてきた授業の一環。 吾もまた 孫が入学して
以来そのお手伝いをしている関係でトンチンカンな受け答えはアカンと
スカスカの脳みそに活を入れるも しどろもどろ いやはや・・・
  メ モ
千葉県のシンボル花は菜の花、千葉市の花は大賀ハス、ということで
近隣中小学校の校庭にはハスの花が咲き乱れ 区役所の壁には壁画
ならぬ幻想的な大賀ハスのラッピング画が来場者を迎える とハス尽し
その由来は 我が家から徒歩15分にある東京大学検見川運動場の一郭
で1951年に 約2,000年前(推定) のものであろうハスの実が発掘さ
れ その実が発芽し育ち 開花し、形質保存のもと分根され大賀ハスと
して周知 広まったことによるものです。
 
 
 (東大検見川厚生農場内 落合遺跡でハスの実を探す児童達/1951年)
大賀ハスのふるさとの会 資料写真借用
 
 さて質問を受けたその夕刻、しどろもどろを反省しつつ孫のインタ
ビューに伴うハスのアレコレを振り返えっていると テレビからCOP26
のニュースがながれ脳みそがそれに反応し あらぬ方向に思考を向け
させました。

「5千年の昔、この丘の下に海が迫っていた。花見川一帯は海だった」
これは ”郷土千葉に学び親しむ会” の資料の1節。 瑞穂小学校横の
花見川区役所前の海抜表記は4.5m、埋め立て前の旧海岸線までの
距離凡そ1.6k(昭文社道路地図)、造成嵩上げ分を差し引き落合遺
跡の位置を重ね ネット情報の縄文海進推定値を勘案すると・・・
正に!5千年前の瑞穂小学校校庭には児童ならぬ魚が群れをなす
耄碌じじいの妄想が暴走し脳内映像に縄文の人達の営みが映しださ
れ やがて温暖化による将来海進時の 瑞穂小学校の未来映像が浮
かびあがってきました。

もし吾が先生であったら・・・

「5千年の昔、この丘の下に海が迫っていた。瑞穂小学校は海だった」
ハスもいいけれど先のキャッチフレーズのもと全校あげて 温暖化
テーマに考える授業をしてみたい( ^ω^)・・・



(41) 2021/10/28 酔いどれ妄想に あそぶ 
 
 (自家所蔵の版画 / 左 O氏作 ・ 右 S氏作
 
 昨年12月に大阪の画商から多数の版画が押収され、平山郁夫・
東山魁夷・片岡球子らの精工な贋作であることが発表されていた
が、警視庁と民間の鑑定機関「東備鑑定評価機構」がそれぞれ
進めている鑑定で、作家4人の計100点を超える版画が贋作と確
認されたという。
贋作は大阪の画商が奈良県の版画工房の職人に依頼して制作
したものだった。
真作の版画は1作品あたり100~250点ほど刷られており、1点数
十万~数百万円で取引されてきた。
 (読売新聞 オンライン記事より借用)

    さてさて、この贋作事件に有名百貨店8社が販売に係わったと聞く、いやはや
 目利き揃いの画商の面目や・・・ 
 とは言え、 腕の良い版画工房の職人が制作したのであれば まぁ~わからん
 かっても無理は ないか! ”筆者感”
 と、言うことでこの事件 焼酎呑みのみ 少し深堀してみたいとと思います、さて
 酔っぱらう前に話を纏められるか( ^ω^)・・・
 
  巻頭の版画の左はプリントされた線描に彩色を施した画、右は木版画に薄色を
 加えた画、いずれも量産目的で制作されたもの とは言え 作画工程に作者の手
 が色濃く加えられて部数一枚一枚同じものがない。
 それに引替え贋作された本物?の版画の方は、原画の忠実複製を意図したも
 ので 木版技法や写真製版技術を用いて制作されたもの、本刷り部数全てが同
 品質に近い仕上がりを有している。因みに贋作版画も同手法で制作されたと考
 える。
 ”(注)制作方法はあくまで筆者の推測”

 では、版画作家ではない日本画家の作品がなんで複製版画に?
 画家本人や 取り巻きが 原画は手放したないが多くの人に作品を観てもらいた
 いとの思いも在ったでしょうが一番は原画を手放さず金は稼ぎたい其の為には
 複製を作成し売り出せば・・・ が、本音であったろうと 私は考えています。

 それでは複製だから価値はないかというと そうではないと私は断言できます。
 平成・令和時代の住居事情を考えるに壁を飾るインテリアとして細身のフレーム
 に厚マットを装った版画は室内装飾にはうってつけ!
 ましてや有名日本画家の優品の複製、制作するのは腕利きのアルチザン(職人
 的芸術家) 普通の印刷物は4色であるところを特色・補色を何色もふんだんに
 加色し、色再現の監修を画家本人が行ない、駄目押しは、エディションナンバー
 (限定刷り部数を表わす)が付けられる。これによりオリジナル版画として格付
 けされ相応の価値が担保され、愛好家の室内を飾り早晩資産価値を確立させる。

 何年前であったか、実家の処分で帰郷し旧画友蓮に保管してあった画材を譲渡
 したところ残ったのは油絵用の金縁の額、旧友曰く 「 昭和の時代と違うねんで
 ゴテッとした金縁の額など だれが喜ぶかぁ~ 」と。戸建てにしてもマンション
 にしても室内の作りや調度品などなどに金縁額に見合う油絵などは、まぁ~重苦
 しい物以外の何者でもないのは自明の理、それに引替え・・・
 と、まぁ~この先 益々版画の需要は増えていくことでしょう。

 「とは言え」
 版画の売買価格一点数百万円やて、ちょっと高いのやおまへんか?
 ほんで ”新復刻画”て なんやねん!画家本人の意思で複製版画(オリジナル版
 画)を創るなら兎も角、著作権持つ遺族かどうか知らんけど 勝手に再版するの
 はアカンのとちやいますか!限定販売で売り出しておいてから重版するなんて!
 そんなんするから偽装したろかと云う輩が出て来るねんで。
 序でに・・・ 「こりゃぁ~ サザビーズ お前もええ加減しとれよ」
 バンクシーのシュレッダー事件で手数料なんぼ儲けた しまいにおこるでぇ~。

 いやはや・ 酔いがまわりはじめ”素”が出始めたので本題はこの辺で・・・
 
・・ しまい ・・

   「おまけ」   (オマケ文は偽装事件とは関係はありません)

 パソコンの充電ボタンが赤くなり 脳みその出力パワーも最低ラインを割った頃、
 ひそかに 微かに 耳鳴りの音に紛れ 妄想音が聞こえてきました、ベッチヤ・
 ベッチヤ・ベッチャ・ベチャ・ベチャ・ベチャ・チャァ・チャァ・シャッ・・・
 補色インクをこねるヘラの音が シャッ・シャ・シャッ・・・・・・・・・・・・ 

 ゴロゴロゴロ ゴットン ジュワアジュワジュウワ・・・・・・・・・

 火照った脳裡に 手差し印刷機をうごかす老いた職人の影が・・・


 いやぁ~ 呑みすぎた!!!
 
 
 
 
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