(S・N君よりの寄稿文) ミルフォードサウンド

 
 
 7月7日 (三日目)
 

 怒涛の2日目が終わり、ようやく3日目。


5:45にモーニングコールで目覚めるはずが、かかってこなかったので目覚
し時計で普通に
起きる。
(ちなみに、この旅では最終日以外にモーニングコールがかかることは
 なかった。)


今日は、世界遺産のミルフォードサウンドのクルージングに行く日、ちょっと
ソワソワしながら
準備を進める。
朝食は、前日買ったパンをモルがサンドイッチにしてくれたので、それを食べ、
6時半過ぎに
フロント前に集合。
Taxiでの乗継を経て、長距離バスに搭乗する.。


バスの出発時はまだ日が昇っていなかったのだけど、徐々に明るくなって
くると、周りは
牧草地があるだけの草原になっていた。
淡いピンクがかった朝の光が草原をやんわりと包んでいく光景は、自分が
過去に登山等を
通じて見た景色と合わせても、何度も見たことはない程の
美しさで…、思わず寝てしまった(笑)


寝ては起き、もったいない!なんて綺麗なんだろうと思いつつ、また眠り、
何度か繰り返す内に
テ・アナウのコーヒーショップに到着し、休憩。
リンゴをかじったり、コーヒーを飲んだり、湖畔で遊んだりしながら、30分
ほど過ごす。
(ここで
モルは幸運と後悔を味わうことになるが、詳しくは本人へ)

この後、写真の撮影ポイントや散策コース等で何度か休憩を取り、景色を
楽しみながら、バスは
進んで行く。
次第に景色はなだらかな草原地帯から、荒涼とした山岳地帯へと進み、
日本の山々とは違った
質感を楽しめた。
そうこうしながら昼時になり、kumaの「お腹減った!なんかクレ!という
淑女的発言を目の当たり
にしつつ、12:50頃ミルフォードサウンドに到着

船内で昼食をとり、食べ終わるが早いか船外に出て観光をする。
フィヨルドとは何か、ということは学校で習った(気がする)が、実際に見て
みるとその広大さと荒々
しさは、想像を超えるものだった。
天候にも恵まれ、船と併走するイルカまで出てきてくれたことは、日頃の
行いに特筆すべき点が
ない自分としては、畏れ多い感じがするとか…
しないとか(どっちだ)。
 でも、この上なく満喫できたことは確かだった。

楽しい時間は早く、2時間程のクルージングもあっという間に終わり、バス
で帰路につく。


ルートは同じ道路を逆走するだけだが、ここも寝たり起きたり、夜になったら、
天の川が見えて、
「あ、今日は七夕かー。笹の葉がないなあ」とか思って、
また寝たりして、PM7時過ぎに、
クイーンズタウンに到着

夜は、昨日kumaが旅行会社の人から教えてもらっていた、ニュージーランド
料理店へ。


店員さんは日本語が話せる方だったので、料理やお酒について、いろいろ
教えてもらい、ラム肉、
海鮮料理を平らげて行く。
料理は全て美味しかったが、特にラム肉は柔らかい上に癖がなく、
自分の
ラム肉ランキングのトップに記録される素晴らしさだった。


カジノを(外から)覗きつつ、ホテルに戻る。

Kumaが妹さんとチャットしたり、モルが昨日の続きのパズルを作ったり、
自分が料理の味を反芻
したりして、この日は無事終了。
 
 
 
 
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